Friday, October 22, 2010

深い秋に

最近読んだ本の中に、好きな話があります。
稲垣足穂の一千一秒物語の中に出てくる話です。

お月様でいっぱいで
お月様の光でいっぱいで
それはそれはいっぱいで......

これでおしまい!
たった3行の短い物語だけれど、
心にぽっと明かりが灯って、優しい気持ちになります。

那須の山もすっかり色づいて、
秋はどんどん深くなってきました。
静寂の季節はもうすぐそこまできています。

静かな深い秋に、嬉しいお知らせ!
山のSHOZOに、
出張、白線文庫がやってきました。12月1日まで。
小さな小さな空間だけど、いい本、揃ってますよ。

体が温まる山のチャイ飲みながら、
カフェでゆっくり読書はいかがですか?

山のSHOZO 吉田
Tuesday, October 12, 2010

ただいま。

















帰ってきました。黒磯の町へ。
涸沢へ登山に行ってきました。楽しかった!この一言に尽きます。
上高地から4時間の平地と2時間の山道を歩くと涸沢です。黒磯の町にいる時には考えられないほど歩きました。正直、苦しいことはきらい、辛いことも好きじゃない。でも、全然苦ではなく、楽しい3日間を過ごしました。土砂降りの1日目も、肺と心臓を強く感じた北穂高登山の2日目も、パノラマコースで下山した3日目も。山で出会う人達の笑顔はあたたかくて、日々紅くなる木々の紅葉と常に変化する空や穂高連峰に包まれている涸沢でいれた珈琲(モカ・シダモ)はとっても美味しかった。準備に余念のないようにフォローしてくれた友人達に感謝し、ワクワク感に満ちた心で山を下りました。また行きたい!と思える場所がひとつ増えました。
私の日常であるCAFE SHOZO。でも、やっぱりお客さんとして町のSHOZOの階段を上る時は非日常の気持ちになります。また来よう、心地良い時間だった〜、と日常の家へ帰ります。お客様にもそう思って頂けたら嬉しいなー、と思いながら毎日カフェに立ちます。
山からゴロゴロ転げ落ちることなく帰った町のSHOZOではりんごのタルトがでていました。甘酸っぱいりんごがゴロゴロしています。森のブレンドG2と一緒にどうぞ。今月いっぱいです。美味しいですよ!

町のSHOZO 飯島

 

Labels: