Monday, October 20, 2008

夜街を駆ける旅

走っています。
夜も深まり、空気がピンと張り詰め、静まり返った頃
そんな時を、チャンスとばかりに走り出す。
みんなを起こさぬように、街を通り抜ける秋風とともに颯爽(?)と走っています。
普段とはまったく違う街の景色を独占出来るこの時間は、自分にとってなにか特別な時間のようにも感じられるのです。
精肉屋さんの路地のそばで出会った猫とももうすっかり顔なじみになりました。彼もそんな時間を楽しんでいるのかもしれませんね。
錆び付き遠くどこかを彷徨っていた体がゆっくりと自分の元に戻り、少しずつタイムを上げ、距離を延ばし、いつかこの街を一晩で一周してやろうともくろんでいます。
その頃には超合金のような体を手にしていることでしょう。
                                  NASU 中場

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